【管理職必読!】災害で部下を帰宅困難者にしない三つの心得

東日本大震災のとき、北海道道南勤務でも津波の危険性があったので帰宅を見合わせるように指示された、当時は中間管理職じゃなかった中間管理職あき庵です。

さて、記憶に新しい大阪府北部地震では交通機関のマヒなどで、多くの帰宅困難者がでました。この原稿執筆時点(2018年7月5日)でも台風7号から変わった温帯低気圧で、日本各地に影響が出ています。

災害大国の日本に住んでいる限り、地震や台風などで帰宅困難になることは容易に想像できます。

そんな大規模災害が起きたときに、部下を帰宅困難者にしないため中間管理職の僕やあなたが持つべき心得をまとめました。

人命が最優先!

これを忘れてはいけません!大規模災害だろうが平常時だろうが、何をおいても人命が最優先です!!

地震や台風で自宅や家族が被害にあっているとき、あなたは会社に行く気になれますか?仮に出社しても、いつも通り仕事をできる精神状態じゃないですよね?

それに、災害直後に出社や帰宅をうながすことで、通勤・帰宅途中に被害にあうことも予想されます。

まずは部下とその家族の安全を最優先に考えて指示を出しましょう。

災害の時は仕事が遅れてもどうにかなる!

噴煙

大概の仕事は1日や2日遅れても、どうにかなります!災害の時なら、なおさらです。

確かに会社の利益や損失を考えれば、定休日以外に休まないほうが望ましいでしょう。でも、たった1日休まないようにするために、部下が命の危険を冒したり、帰宅できなくなるのは間違っていると、僕は考えます。

もし僕が大規模災害のとき、部下から出社した方が良いか聞かれたら、まず状況を詳しく聞いて、周囲の安全が確保できてから出社するよう指示します。

同時に自分の上司には、「通勤帰宅には危険が伴うので、部下を出社させない」ことをはっきりと伝えるとも必要です。

安否確認の手段を確保する!

電話が繋がらない

災害で一番大変なのは、インフラがマヒすることです。電気、ガス、水道、流通、通信。今の世の中、どれが無くなっても生活に大きな打撃です。

そんな中、会社組織では社員の安否確認が必要です。携帯電話が普及して、とても便利になりましたが、基地局が被害にあったり電気が不通になって充電できなくなると、途端に連絡手段がなくなります!

そんな時のために、災害用の伝言ダイヤルの使い方を職場で確認しておくことも有効です。

まとめ

ここ数年、「50年に一度の大雨」とか「観測史上最高の降雪量」なんて言う言葉をよく聞きます。地球全体の気候がおおかしくなってきているのかと思えるほどです。

そんな「数十年に一度の…」みたいな時は外出することが危険だったり、家を気にして避難が遅れるようなこともあります。

サラリーマンとして会社勤めをしていると、通勤帰宅などの移動中が一番危険な時だと思います。そこで部下か危険な目に合わないようにするのも、管理職である僕やあなたの務めです。

  • 人命が最優先!
  • 災害の時は仕事が遅れても何とかなる!
  • 安否確認の手段を確保する!

最低限この三つを押さえておけば、部下も自分も危険な目に合う確率が大幅に下がるはず。しっかり身の安全を確保しましょう!!

それでは、この辺で。

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