もう間もなく4月、きっとあなたは新社会人として新たな生活をスタートさせるところですよね。
そんな新社会人になるあなた、「学校と会社の違い」って分かりますか?
「そんなの当たり前!学校は勉強するところ、会社は仕事をするところ」という声が聞こえてきそうですが、ほんとにそれが全てでしょうか?
そこで新社会人になるあなたに「学校と会社11の違い」を、ひとつづつ11回に分けて現役中間管理職の僕が解説します。
このシリーズの目的は、新社会人になるあなたに学校と会社の違いを理解してもらい、仕事へのモチベーションアップにつなげたり、積極的に仕事に取り組んでもらうことです。なので、仕事や社会人の厳しさを強調するものではありません。
また、ここで解説する11の違いは僕の体験に基づいているので、学校と会社の違いが分かっていると戸惑わずに社会人生活をスタートできます。
それでは全11回のタイトルと今回の内容です。
- サービスを提供する側へ
- 仕事の正解はひとつじゃない
- 時間割は自分で作る
- 同じことをしていない
- 直接勉強を強制されない
- 接する年代が幅広い今回はココ
- 皆勤賞はあり得ない
- すべて「お客様のため」
- 教わる側から教える側へ
- 報告・相談が重要
- 責任の範囲が違う
学校で接するのは同年代と先生
学生時代、いちばん接していた年代は年の同じ「同級生」でしたよね。そして次に年の近い「上級生や下級生」、最後に年の離れた「先生」じゃないでしょうか。
きっと「先生」以外は年も近くて、価値観も似通っていたんじゃないですか。だから、極端に「話が合わない」とか「話についていけない」なんてことは無かったと思います。
でも、学校を卒業して社会に出ると、そうも言ってられません。
会社では同年代から祖父母のような年代まで
新入社員として会社に入ると、同期入社以外は全員年上です。特に上司はあなたの両親と同年代だったり、定年間近の人は祖父母くらい年が離れているかもしれません。
でもそれは当たり前のことです。
あなたの住んでいる近所の人たちを思い出してみてください。
きっと生まれたばかりの赤ちゃんから、小中高大学生、両親くらいの人、祖父母と同じかもっと年上の人など、いろんな年代の人たちがいるはずです。
直接会話する人は限られているかもしれませんが、ご近所だけでもいろんな年代の人がいるんだから、会社も同じようにいろんな年代の人がいて当たり前なのです。
むしろ同年代の集まっている「学校」のほうが、特殊な環境だったのです。
幅広い年代の人と接するのは大変
会社には幅広い年代の人たちがいて、それが当たり前の環境なのは分かってもらえたと思います。
そんな、幅広い年代の人たちと接するのは、非常に大変です。
まず、年代や育った環境によって、みんな価値観が違います。そして慣れ親しんだものも違います。
だから、新入社員として職場に飛び込むと、当然会話についていけないでしょう。仕事の話も仕事以外のはなしでも。
ただ、話についていけないと思うのは、あなただけじゃなくて先輩社員も同じです。あなたがどんな価値観で、どんなものに慣れ親しんだか分かりません。
どちらも分からないもの同士だと分かっていれば、お互いを理解しあおうと言う気も起きるはず。たまには自分の考えを押し付けてくる人もいますが、それはそういう人だと割り切ればいいだけです。
会社にはいろんな年代の人たちがいて、自分と違う価値観を持っていることを覚えておきましょう。
まとめ【学生時代が特別、幅広い年代と接するのが当たり前】
学生時代は同年代との付き合いがほとんどですが、会社ではもっと広い年代の人と接することになります。
会社は社会全体の縮図のようなものです。だからいろんな年代の人たちがいて当たり前です。同年代ばかりの学校と言う環境が特別だっただけです。
でも、同年代ばかりの環境から、ある日突然年上ばかりの環境に入っても、すぐには馴染めないでしょう。
でも心配ありません。先輩社員もみんな同じ経験をしてきています。あなたの方から拒絶しなければ、先輩たちのほうからあなたを知ろうと近づいてきます。
そのときは自分の価値観だけで考えず、先輩方の価値観は「そんな考え方もあるんだ」と言うように思えば、少しは気持ちが楽になります。
世の中にはいろんな考え方があることを覚えておいてください。
それでは、この辺で。
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