【新入社員必読!】先輩が仕事を教えたくなる四つのポイント

あなたが社会人となって2週間が過ぎましたね。社会人生活や職場の雰囲気には慣れましたか。新入社員のあなたと同じく、職場の先輩方もあなたがいる生活に慣れてきて、お互いにそろそろペースが掴めてくる頃だと思います。

周りの様子が何となく分かり始めてくると、次に気になるのは「自分が先輩方から仕事をちゃんと教えてもらえているのか?」と言うことじゃないですか?先輩方があなたに接する態度から、いろいろ想像して一喜一憂していませんか?

そんなあなたの不安を解消する方法を、先輩社員の一人としてお教えします。

どんな人が来るのか不安

まず、先輩社員もあなたと同じく不安に思っています。今年はどんな人がやってくるのか、職場に馴染んでくれるのか、ちゃんと仕事を覚えてもらえるのか、問題行動を起こさないかなど、先輩社員側にも不安に思うことはたくさんあります。その中でも、特に気になるのは、次の二つのポイントです。

うまくコミュニケーションをとれるのか

会社での仕事で大切なことは「チームワーク」です。

個々に担当する仕事はありますが、一人で完結する仕事はありません。なので、上司や先輩、同僚、隣の部署などとコミュニケーションをとって行かなければなりません。そんな環境で、黙々と仕事をしているけれど周りの人から声をかけられても反応しない・反応が薄いと、周囲の先輩社員はあなたがどんな人間なのか分からず、不安になってしまいます。

話を聞かないのではないか

時々人の話を最後まで聞かずに行動して、結局失敗したりする人が友達にいませんでしたか?また、あなたの頼まれごとを了解したはずが、頼まれごとをしてくれないどころか覚えていないと言う人が、あなたの周りにいませんでしたか?そんな人とは良好な関係を築けないですよね。

仕事は上司からの指示や命令で行われていて、聞いていなかった・忘れたは通用しません。ちゃんと周りの話を聞いて行動する人間かどうか不安を感じながら、職場の先輩方はあなたを迎えたはずです。

不安以上に期待して待っている

ただ、先輩方も不安だけではなく、それ以上に新入社員のあなたが来ることを期待しています。特に最近新入社員を受け入れていなかった職場では、その期待は大きなものです。

職場の雰囲気が若返る

この数年新入社員を受け入れていなかった職場は、その雰囲気が若返ることが楽しみです。

新入社員のあなたを通して、職場に活気が出たり明るい雰囲気になります。あなたが来る前でも決して雰囲気が暗かった訳ではないですが、話しの内容が変わったり、あなたに仕事を教えると言う共通の話題が増えることから、自然に会話が増えていきます。

戦力が増える

あなたが早く仕事を覚えてくれれば、その分早く戦力が「+1」になります。

同じ仕事量を「+1」になった人数で分配すると、一人当たりの仕事量は減ります。会社の仕事はそこまで単純ではないですが、一人ひとりの負担が減ることは間違いありません。

それだけではなくて一人戦力が増えれば、今まで難しくて手をつけていなかった仕事を進めることができるようになるかもしれません。

戦力が一人増えると言うことは、それだけで単純に嬉しいことです。

分からないことは聞いてほしいけど…

人は基本的に「自分の知っていることを誰かに教えたい」と言う欲求を持っています。その欲求を満たす相手として、新入社員であるあなたは最適です。片方は教えたい、もう片方は教わりたいと、利害関係は一致しています。

そんな、新入社員教育であなたは「分からないことがったら聞くように」と言うフレーズを先輩社員から言われませんでしたか。あなたにとっては心強い言葉かもしれませんが、そこにはあなたの知らない暗黙のルールが存在しています。

仕事を始めたばかりだから、何でも聞いてほしい

先輩社員や指導員は、あなたが仕事のことを何も知らないのは当然として接します。その中で必ず「分からないことがあったら聞くように」と言う言葉を、何度も繰り返していると思います。これは本心から言っている言葉です。

あなたに間違えた仕事の手順を覚えてほしくない、確実な仕事をしてもらいたいと考えているのは、あなた以上に職場の全員が考えていることです。

教えたことを覚えていてくれると、単純に嬉しい

教える方は、自分が教えたことをあなたが覚えていてくれると、単純に嬉しいものです。自分の教えたことを真剣に聞いていてくれたと感じます。

そうすることで、もっとたくさんのことを教えたい・覚えてもらいたいと言うように、教える方のモチベーションも上がっていきます。

分からないからと言って、同じことを何度も聞かれると正直疲れる

ただし、分からないことを聞くにも条件があります。それは、「何度も同じことを聞かない」と言うものです。体感的には3回くらいまででしょうか。

あなたが覚えるべきものがたくさんあることは、教える側の先輩方は分かっています。先輩方もあなたと同じ道を通って来たのです。一度で覚えきれないとは分かっていても、同じことを何度も聞かれるのは正直苦痛です。それはこんな理由です。

この間のメモはどこに行った?

あなたはきっと、教わったことをメモしていると思います。特に自分から質問したことは、その場ではなくても必ず書き留めているのではありませんか。それを見返さずに同じことを同じ人に聞けば、聞かれた方は「この間教えて、メモも取っていたのに」と思います。

教えた方は教わった側以上に、何を教えたか覚えているものです。

そもそも、自分の話を聞いているのか?

「同じことを何度も聞く」と言う行為を、何度も何度も繰り返していると、教えた方は「こいつは自分の話を聞いていないんじゃないか?」と言う疑いに変わります。

あなたは、言われた通り「分からないことは何でも聞いた」だけでしょうが、それを繰り返すことで、先輩方は教え甲斐がなくなります。さらに「どうせ教えても覚えていないんだろう」と思ってモチベーションが下がるだけではなく、あなたに対する印象や評価が「仕事を全く覚えないやつ」と言うようなマイナスのものになっていきます。

先輩が仕事を教えたくなる、四つのポイント

それでは、職場の先輩方から「やる気があって、物覚えもいい」と好印象を持たれ、「仕事を教えたくなる」と思われるようなるには、どうしたら良いでしょうか?大きなポイントは次の三つです。

教わったこと・質問したことと回答は、必ず書き留めておく

これは基本中の基本です。あなたもすでにやっているのではないでしょうか。

プラスアルファとして、メモ帳に書き留めるときには日付とタイトル・誰に聞いたかも残しておくと、見返したときにどんな状況だったのかを思い出すきっかけになります。

メモした内容は、何度も読み返す

恐らくあなたのメモ帳には、すでに仕事に関することがたくさん書かれていると思います。それを見返しているのでしょうか?内容全てを覚えることはできないかもしれませんが、タイトルはある程度覚えておけると思います。

理想は内容を全て覚えることですが、タイトルだけでも覚えておけば後から調べるのが楽になります。

その日のうちに、メモ帳の内容は整理する

メモ帳は立ったまま書いたり出先で書き留めたりするので、使い方がハードですぐにボロボロになったり書く場所がなくなると思います。なので、ぼくが部下に勧めているのは、「ページ数の多い別のノートに、その日メモした内容を整理する」というものです。

1日単位であれば負担も少なく、空き時間に整理していけば帰ってから少しの手間で整理できます。別のノートに整理することで復習にもなり、そのノートがあなたの「自分専用仕事マニュアル」になります。迷ったときにはそれを見返すことで、思い出すことができます。

質問の前にメモや「自分専用仕事マニュアル」を見返す

何か分からないことがあったら、まず最初に以前のメモか「自分専用仕事マニュアル」を見返してください。もしかすると、あなたが忘れているだけでメモやマニュアルに必要な情報が分かりやすく整理されているかもしれません。

緊急事態であれば別ですが、普段仕事を進めている中での疑問であれば、メモやマニュアルを見返してから質問しても遅くはありません。

まとめ

いかがでしたか。あなたは、あなたが思っている以上に周りから期待されています。けれど、あなたの行動によって周囲は期待以上と感じたり期待外れと感じてしまいます。

特に入社間もない今の時期は、

  • 教わったこと・質問したことと回答は、必ずメモしておく
  • メモした内容は、何度も読み返す
  • その日のうちに、メモ帳の内容は整理する
  • 質問の前にメモや「自分専用仕事マニュアル」を見返す

この四つを確実にすることで、先輩方も「仕事を教えてあげたい」と言う気持ちが高まります。

さらに、分からないことができたら、まずは前に聞いたことがないか自分のメモ帳を見返して、そこにメモされていなければ先輩に聞くようにして下さい。

そうすることで、さらにあなたの印象が良くなって、職場での人間関係も良くなっていくでしょう。

それでは、この辺で。

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