学校と会社の違いって?現役管理職が教える11の違い②【仕事の仕方はひとつじゃない】

もう間もなく4月、きっとあなたは新社会人として新たな生活をスタートさせるところですよね。

そんな新社会人になるあなた、「学校と会社の違い」って分かりますか?

「そんなの当たり前!学校は勉強するところ、会社は仕事をするところ」という声が聞こえてきそうですが、ほんとにそれが全てでしょうか?

そこで新社会人になるあなたに「学校と会社11の違い」を、ひとつづつ11回に分けて現役中間管理職の僕が解説します。

このシリーズの目的は、新社会人になるあなたに学校と会社の違いを理解してもらい、仕事へのモチベーションアップにつなげたり、積極的に仕事に取り組んでもらうことです。なので、仕事や社会人の厳しさを強調するものではありません

また、ここで解説する11の違いは僕の体験に基づいているので、学校と会社の違いが分かっていると戸惑わずに社会人生活をスタートできます。

それでは全11回のタイトルと今回の内容です。

  1. サービスを提供する側へ
  2. 仕事の正解はひとつじゃない今回はココ
  3. 時間割は自分で作る
  4. みんな同じ仕事をしていない
  5. 直接勉強を強制されない
  6. 接する年代が幅広い
  7. 皆勤賞はあり得ない
  8. すべて「お客様のため」
  9. 教わる側から教える側へ
  10. 報告・相談が重要
  11. 責任の範囲が違う

学校では「公式」を使って問題を解く

相対性理論の公式E=mc2
相対性理論の公式E=mc2

学校の授業、特に理数系の授業を思い出してください。問題を解くために、たくさんの「公式」を教わりましたよね。

「公式」って、「ある法則を記号を使って表したもの」です。

数学なんかの問題を解くには「公式」が欠かせませんが、公式を使うということは、正解に至る方法は基本的に一つしかないことになります。

だから、テストや受験では答えが一つしかありません。

仕事の目的はひとつでも、方法はたくさんある

目的地までは、いろんな道があります。
目的地までは、いろんな道があります。

仕事には必ず目的があります。上司から仕事を指示されるときも、「○○をするように」という感じで、最終目的である「○○」や条件が示されて、実際にどんな方法で進めるかは任されます。

同じ仕事でも任される人によって、全く違う方法で進めることがあります。指示した上司ののイメージと違うこともあります。でも、その方法が間違っているとは限りませんよね。なぜなら、まかされた人の経験や考え方、与えられた条件の違いで方法は違ってくるからです。

誰でも、その時々で最適な方法を考えて仕事をしますが、明確に「これが正解」といえる人はいないでしょう。

まとめ【仕事の正解はひとつじゃない】

仕事の正解はひとつとは限りません。
仕事の正解はひとつとは限りません。

学校で教わる公式を使って解く問題は、正解がひとつです。

でも、仕事は目的がひとつでも正解がひとつとは限りません。仕事に数学や物理・科学のような公式は存在しません。

特に最近は、技術の進歩や社会情勢がめまぐるしいスピードで変化しています。そんな時にひとつの方法にこだわっていては、思うような成果は得られないでしょう。

新入社員の頃はどうしても経験が少ないので、ひとつの方法にこだわりがちです。

まず最初に仕事のしかたに正解はないことが頭に入っていると、柔軟に考えることができるようになります。

ただ一点、法令や社会通念を無視した方法は決してしないように気をつけましょう。

それでは、この辺で。

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