あなたは部下と接するとき、どうしていますか?
用事があるとき自分の席へ呼びつけたり、部下に声をかけられたら「ちょっと待って」と言ってほおっておいたりしてませんか?
もしかすると、それが部下との関係を少しずつ悪くして行ってるかもしれません。
部下とよい関係を築くために、小さくても効果抜群な方法が2つあります。
それは僕の経験上、
- 部下に用事があるときは、自分から部下の席に行く
- 部下に声をかけられて手が離せない時は、いつなら手が空くか具体的に言う
なぜ、この2つが部下との良い関係を築くために抜群の効果があるのか、詳しくお教えします。
部下に用事があるときは、自分から部下の席に行く

あなたは上司から呼びつけられたら、どんな気分ですか?
「上司だから呼びつけられて当然」と思うかもしれませんね。サラリーマンなら、大半がそう思っていると思います。僕自身もそうでした。
でも、もし上司のほうが自分の席まで来て仕事を頼んできたり、仕事のデキをほめたりしたらどうでしょう?
「そんなことで、わざわざ自分のところまで来た」
そんな感じで、上司に対する心の壁が一段も二段も低くならないですか?
僕もそうですが、特に上司と自分の役職が離れていればいるほど、わざわざ自分の席まで来たことに驚きながらも、嬉しくなります。
そして何より、自分も部下も同じ人間です。用事のある方が相手のもとに出向くのは、自然な形じゃないでしょうか。
もし、あなたが部下に仕事を指示したりするなど、あなたのほうに用事があるときは、是非あなたのほうから部下の席まで行ってください。部下から見たあなたとの距離感が確実に縮まります。
部下に声をかけられて手が離せない時は、いつなら手が空くか具体的に言う

部下から声をかけられたときに手が離せなかったら、あなたはどうしてます?
「ちょっと待ってて」とか「また後にして」とか言ってないですか。
これは、良くない対応です。
なら、どうしたら良いでしょう?
それはズバリ、「どれだけ待てばいいか具体的に伝える」です。
例えば、「5分後にもう一度きてほしい」とか「30秒で終わるから、そこで待ってて」とか「午前中は無理だから午後一に時間空けとくよ」と言うような感じです。
こうした言い方をする理由はただ一つ。
「部下の時間を無駄にしないため」
もしあなたが上司に「ちょっと待って」と言われたら、どこで待ちますか?上司の席の前?自分の席でひと仕事?それとも外回り?いったいどれだけの時間待たされるのか、どこで待ってたらいいか、全然分かりませんよね。
どこでどう待てばいいか部下は分からないので、何もせずに部下の時間が過ぎていくことになりかねません。
あなたと同じく部下もたくさん仕事を抱えているはず。ならば無意味に部下の時間を奪ってはいけません。
部下に声をかけられた時に手が離せなければ、待ち時間を具体的に示してあげましょう。そうすることで、あなたの部下は時間を無駄にせずに済みます。
まとめ
いかがでしたか?
部下との関係をよくするのに必要なことは、
- 部下に用事があるときは、自分から部下の席に行く
- 部下に声をかけられて手が離せない時は、いつなら手が空くか具体的に言う
この2つに共通することは、「相手のことを思いやる」ことです。
相手のことを思いやる方法は他にもたくさんあるでしょう。でも、上司と部下の立場で毎日できることは限られます。まずは、この2つをやってみて下さい。
これができるだけで、あなたに対する部下の印象は良くなります。そして毎回これを繰り返せば、お互いの信頼感も高められます。
明日からでも試してみて下さい。
それでは、この辺で。
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