【新管理職必見!】新米管理職が最初にやるべきことは、「人を知る」こと

これを読んでいるあなたは、管理職になったばかりですか?それとも間もなく管理職になる予定ですか?

僕は3年ほど前に初めて管理職になりましたが、その頃ずっと「管理職は何をしたらいいんだろう?」と迷い悩んでました。

そんな僕が悩みぬいて辿り着いた結論は、「人を知ること」でした。なぜ、その結論に至ったかを、今現在悩んだり迷っている新米管理者のあなたにお伝えします。

管理職は何のためにいるのか

管理職、特に中間管理職の役割は、会社の方針を実務担当である部下に伝えて現場で最大の成果を上げるために、自分の職場に具体的な行動を促すものです。

もっと簡単に言うと、会社がしたいことを現場ではどうすべきか決定して舵を取ることと言えるでしょう。

なので、舵取り役はメンバーに必要な指示を出すことで行動してもらい、結果を出さなければなりません。

メンバーに行動してもらうには、いくつか大事なことがあります。内容の分かりやすい指示であったり、締め切りを明確にすることであったり、会社の方針を正しく理解しているなど、たくさんあります。

それらの多くに共通する大事なことは、「人を知る」ことです。

なぜ「人を知る」ことが大事なことなのか、僕の考えをお伝えします。

職場のパフォーマンスを左右するのは「人の力」

恐らくどんな仕事でも、日々それぞれが自分の担務に取り組んでいますよね。それら個人の仕事が繋がりあって、全体としてひとつのものが作られています。

例えば、僕の仕事は技術系オペレータなので、機器に不具合があればメンテナンス担当に連絡します。メンテナンス担当は修理方法や作業期間を決めて、我々に作業準備を依頼します。作業準備を依頼された我々は、対象機器を止めるための手順を検討し、作業可能となるよう関連する機器を含めて停止して、メンテナンス担当に引き渡します。メンテナンス担当は必要な修理を行い、我々は修理の終わった機器を引き受けて元の状態に戻します。

これらは全て一人ではできず、数名~数十名、場合によっては直接的・間接的に数百名が関わってきます。

この様に、一つの作業にこれだけ大勢の人間がそれぞれの立場で関わり、不具合機器の修理と言う目的達成に向けて働いています。

一つの作業に大勢が関わる仕事では、そのパフォーマンスを左右する大きな要素は「人の力」です。

「人の力」として挙げられるのは、個人のスキルであったり経験であったり、お互いの連携をスムーズにするコミュニケーションであったり、難しい課題を解決するための発想など、数え上げればキリがありません。

そんな仕事をするうえで必要な能力が全て備わった人は、ほぼいないでしょう。どんな人も得手不得手、経験の差からくる技術や知識の差、個性の違いがあるはずです。

そんな、色々な人達をまとめて、最大の効果や結果を出すために、個々の能力を引き出すことが管理職の仕事です。なので、少なくとも自分の職場のメンバーの人となりや能力、周囲との関係を理解する必要があります。

「人を知る」のが全てのはじまり

職場のパフォーマンスを最大にするには、メンバーのことを分かっていなければなりません。同じ職場で昇進した場合は別ですが、昇進と異動が同時であった場合は全く面識のないメンバーと仕事をすることもあります。

そんな時に、僕の経験で一番効果的だったのは、個人面談です。ただ、面談をするタイミングが大切で、異動後一週間程度たってからがやりやすいです。

最初の一週間程度は様子を見るのには2つの理由があります。

第1の理由は僕もメンバーもお互いに慣れるための時間が必要なためです。初対面でいきなり一対一の面接をするよりも、話しやすい雰囲気を作れたり、こちらから話題を提供することがしやすくなります。

第2の理由は、職場内の人間関係を見るためです。メンバー同士の関係性もある程度見えてくるため、そこに配慮した話をすることができます。

お互いがお互いを知るには、話をするのが一番です。ただ、話しやすいリラックスできる雰囲気を作るのは上司の役目です。その雰囲気づくりの下地として一週間程度の期間が必要になります。

まとめ

初めて管理職になったときは、何から手を付けて良いものか非常に悩みます。僕も内示を受けてからずっと悩み続け、辞令が出るまで考えた結果が、全員と個別に面接をして人となりを見るということでした。

どんなに科学技術が進歩して色々なことが自動化されても、現状ではトラブル対応や最終決定には人間の力が必要です。そんな場面で、どれだけのパワーを発揮できるかを判断するには、その人の行動を見るとともに、話をしてみるのが一番です。

一度の対話では難しいですが、最初の面談を足掛かりにメンバー一人ひとりと話をする機会を増やしていき、お互いの距離を縮めていくのが、職場全体のパフォーマンスを上げていく最短距離だと感じています。

新しく管理職になったあなたの参考になったでしょうか。少しでも早く良い雰囲気でメンバー一人ひとりの力が最大限発揮できる職場ができ上がることをお祈りしています。

それでは、この辺で。

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