トラブルの対応で重要なポイント

最近、職場のミスが減ってきたかなと思っている中間管理職あき庵です。

ここのところ、アメリカンフットボール部の試合で日本大学の選手が監督の指示で関西大学の選手に悪質なタックルでケガをさせた件が話題となっています。

この件で、ケガをさせたとされる日本大学の選手、日本大学のアメリカンフットボール部の元監督とコーチ、日本大学学長、それぞれが記者会見を開きました。その模様を全てではないですが、見た印象は「年配になるほど大人げない」と言うことでした。

もし自分の職場でも同じようなことが起きたときを考えると、たくさんの教訓がありました。

一番大事なのは「素早い対応」

問題の試合があったのが5月6日で、記者会見は選手が22日、元監督・コーチが23日、日大学長が25日となっています。

ここで感じたのは、まずは学長など大学トップか責任ある立場の人が、事件を報道された直後に会見を開くべきだったんじゃないかと思います。

事実関係が分かっていなかったとしても、部活動のことであっても、大学と言う組織内での活動で起こったことならば、まず組織のトップが相手側に謝罪して事実関係の確認を約束、調査結果を後日報告するという対応が必要だと思います。

そうすることで、日大へのイメージがここまで悪くならなかったんじゃないかと思います。

謝る

質問には誠実に答える

選手の会見と監督・コーチの会見で対照的だったのは、選手が記者からの質問に分かる範囲で誠実に答えていました。それに対して、元監督・コーチの会見では司会者が質問を遮ったり、回答しているもののコーチが責任をかぶっているような感じで、誠実さがあまり伝わってきませんでした。

僕の先入観かも知れませんが、アメフトをやめるとまで言った20歳の若者の覚悟と、元監督の会見前の取材対応や内容、司会者の対応を比べると、選手のほうが本当のことを言っているように感じます

保護される立場の者は表に出さない

本来、学校と言う組織の中で学生は一番弱い立場であって、保護されるべき存在だと思います。(大学の場合は成人している人もいますが)

その一番弱い立場の存在が、一番最初に記者会見に臨んでいる姿に違和感を覚えました。実際に不適切なタックルをしたのは彼ですが、本当に記者会見までするべきだったのでしょうか?

まずは学校内や調査機関が事実関係を確認して会見、選手の会見はその後でも良かったんじゃないかと思います。

トラブルがあったときは、早くて誠実な対応が一番

この事件を見ると、何かトラブルがあったときに誠実に対応することや、素早く事実関係を確認することなどの大事さが分かります。

僕の職場でも機械関係の不具合や、仕事上のミスがあります。なくそうと思ってもゼロになることはありません。その時どうするか、普段から「早く報告するように」と上司からも言われています。

けれど実際は、機械関係の不具合ならまだしも、人に起因するミスは言いづらいものです。そんな言いだしづらいことを、どれだけ早く正確に報告するか、それがトラブル対応の一番大事なことだと思います。

自分自身も自分の部下も、言い出しづらいことでもすぐ報告するよう、お互いの信頼関係を作り続けなければならないと感じています。

それでは、この辺で。

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