【パソコン派必見!】手書きのメリットは、パソコンの便利さとは別次元

あなたは、仕事で文書を作るときに下書きをしますか。この数年、手書きで下書きをする機会が多くなった中間管理職あき庵です。

僕が入社した当時、パソコンもワープロもあまり普及してなくて、報告書なんかは必ず手書きでした。それがワープロが出始め、共用のパソコンが職場に配置され、今では個人貸与にななりました。今じゃ、ほとんどの文書はパソコンで作成してプリントアウトするのが当たり前。それと同時に手書きで文書を作る機会がすっかり減りました。

そんな手書きからパソコン入力、そしてまた手書きに戻った僕が、手書きのメリットと楽しさがどこにあるのか考えてみました。

なぜ、手書きする機会が増えたのか

僕の手書きが増えたきっかけは、中間管理職になったことでした。

それまで、小さなスケジュール帳に自分の勤務を書く程度で、仕事上の文書はほぼ全てパソコン入力でした。もちろん、下書きの段階からです。それが中間管理職となって、スケジュール帳の使い方を見直してポケットサイズからA5サイズのスケジュール帳兼手帳を使い始めたことで、手書きの機会が増えました

手書きの機会が増えたことで、筆圧の低い僕はシャープペンシルやボールペンでは手の疲れが気になりだしました。それでシャープペンシルやボールペンよりも書きやすい筆記用具を探しました。

ネットでの情報から辿り着いた万年筆は、使えば使うほど自分の書きグセを覚えて手放せなくなるそうだったので、とりあえず一番安いものを購入して試してみました。

すると、その書きやすさが病みつきになると同時に、もっと良いものが欲しくなり、本格的な国産万年筆を購入して愛用することとなりました。

手書きの機会が増える環境と使いやすい道具がそろい、更に手書きすることが多くなりました。ある意味、形から入る典型ですが、道具ひとつで意識が180度変わったのは不思議な感じでした。

パソコン入力と手書きの違い

ネットや本など、いろいろなところでパソコンやスマホへの入力と手書きの比較記事が出ています。パソコンやスマホだと、見た目をきれいにまとめられるとか、同期すると離れた場所にいる人でも同じものをすぐ見られるなんていう意見が多いです。逆に手書きでは自由なレイアウトで書けたり、追記が自由でだったり、書く人の個性が出たりと、それぞれ一長一短があります。

概ね僕もそのとおりだと思いますが、それ以上に感じることがあります。それは、手書きのとき稀にある「自然に文章が出てくる感覚」です。

会社の資料作りでもブログの下書きでも、どんな風に書こうか迷うことは良くあります。そんな時、パソコンではそのまま考え込むことが多いのですが、ペンを持ってコピー用紙なり手帳なりに向かうと、なんとなく文章が浮かんできます。それが進むと時折、何を書こうか意識しなくても自然と文章が出てくることがあります。

これは僕の考えですが、ペンを持って紙に向かうことで文章を書くというスイッチが入り、それまでバラバラだった思考がペン先に向かって集まってきます。思考がペン先に向かう過程で内容が整理されて、最後にペン先から文字として出てくるんじゃないでしょうか。

これがパソコンだと、そういう訳には行きません。

パソコンは何でもできるため、文章が出てこないとネットサーフィンやメールチェックなど、ほかの事に意識が向かうため、思うように作業が進まないことが良くあります。

手書きのデメリット

やっぱりそれは、「人に見せるのが躊躇われる」ことに尽きると思います。

特に自分しか見ないことが前提の手帳や下書きなどは、あまりきれいに整理されていないのではないでしょうか。少なくとも僕はあまりきれいに整理してないし、字もそれほどきれいじゃありません。

まとめ

会社に入ってから30年余り、その内20年くらいは手書きよりパソコンでの文書作りのが圧倒的でした。パソコンは便利できれいに仕上げることができる反面、融通が利かなかったり無個性なものになったりしがちです。

そんな時、手書きの機会を増やしてみると、面白さや楽しさを感じるのは意外でした。

字がきれいかどうかは別の問題ですが、自分だけしか見ないのであれば小さな問題です。時にはペンと紙で、思いついたことを気ままに書いてみてはどうでしょう?

あなたも手書きの楽しさに目覚めたり、新しいひらめきに出会えるかもしれませんよ。

それでは、この辺で。

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