学校と会社の違いって?現役管理職が教える11の違い⑤【直接勉強を強制されない】

もう間もなく4月、きっとあなたは新社会人として新たな生活をスタートさせるところですよね。

そんな新社会人になるあなた、「学校と会社の違い」って分かりますか?

「そんなの当たり前!学校は勉強するところ、会社は仕事をするところ」という声が聞こえてきそうですが、ほんとにそれが全てでしょうか?

そこで新社会人になるあなたに「学校と会社11の違い」を、ひとつづつ11回に分けて現役中間管理職の僕が解説します。

このシリーズの目的は、新社会人になるあなたに学校と会社の違いを理解してもらい、仕事へのモチベーションアップにつなげたり、積極的に仕事に取り組んでもらうことです。

なので、仕事や社会人の厳しさを強調するものではありません

また、ここで解説する11の違いは僕の体験に基づいているので、学校と会社の違いが分かっていると戸惑わずに社会人生活をスタートできます。

それでは全11回のタイトルと今回の内容です。

  1. サービスを提供する側へ
  2. 仕事の正解はひとつじゃない
  3. 時間割は自分で作る
  4. 同じことをしていない
  5. 直接勉強を強制されない今回はココ
  6. 接する年代が幅広い
  7. 皆勤賞はあり得ない
  8. すべて「お客様のため」
  9. 教わる側から教える側へ
  10. 報告・相談が重要
  11. 責任の範囲が違う

学校は勉強を強制される

学生時代は、学校でも家でも勉強するように言われてましたよね。僕もそうでした。

なぜ、学生の時はこんなに勉強するように言われていたのでしょう?

それは、学校が「教育」と言うサービスを提供する場所だからです。ただ提供するだけじゃなく、ある程度の学力を身に付けてから卒業してもらうため、学校では口うるさく勉強するように言われます。

入社したての時は勉強するように言われる

それでは、会社に入るとどうなるでしょう。

入社したての時は、仕事に対する知識が「ゼロ」ですから、先輩社員が仕事を教えてくれます。その時は確かに勉強するように言われます。

ただ、仕事の仕方を覚えたかどうかテストされるわけじゃないので、学校ほど勉強するように言われることはありません。

けれど、何度も同じ事を聞くと「まだ覚えてないのか」とか「教えたことをメモしてないのか」などと言われることがあります。

仕事を任されると、何も言われなくなる

ある程度仕事を覚えると、少しずつ仕事を与えられます。その頃には、仕事の基本はだいたい身についていることが前提になっているので、仕事の進み具合が遅くても面と向かって「勉強してるのか」なんて誰も言いません。

「仕事を任される=基本が分かってる」なので、基本で足りない部分は自分で調べたり知っている人に教えてもらったり、自分から勉強しなければなりません

あなたがどれだけ仕事を覚えているかは、あなたしか分かりません。そして、先輩社員も全ての仕事を覚えているわけではありません。

みんな自分に足りないところは、自分で勉強して補っているのです。

まとめ【会社では直接勉強を強制されない】

どうして会社では勉強しろと強制されないか、その理由は分かりましたか?

学校はあくまでも「勉強して知識を覚える」のが目的、会社は「仕事をしてサービスを提供する」のが目的です。

なので会社では仕事をするのに必要なことは、自分で勉強するしかありません。だれもあなたに「勉強しろ」とは言いません。

そのかわり、必要な勉強をしなければ仕事が期限内に終わらなかったり、内容が悪かったりします。その結果、まわりからは「仕事ができない」というレッテルを貼られます。

学生と違って社会人になると勉強を強制されませんが、社会人になっても勉強は終わりません。むしろ、どんな仕事でも勉強に終わりはありません!

それを忘れないで下さい。

それでは、この辺で。

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